管理しているWEBサーバのHDD使用量を定期的に監視、一定の使用率を超えた場合、アラートメールを送信したい場合もあるかと思います。PHPで実装するためのサンプルコードを記述します。
chk_hdd.phpというファイル名で作成するとします。
一定間隔で自動的に上記プログラムを実行するために、crontabに設定します。
以下は5分間隔で実行するためのサンプル。chk_hdd.phpの格納ディレクトリが「/var/www/html/bin/」の場合。
lsコマンドで「/usr/bin/php」があることを事前に確認してから、上記crontabを設定してください。
「/usr/bin/」に存在するphpは、php56などのようにバージョン数値が付いている場合もあります。例)「/usr/bin/php56」
crontabは、UnixおよびUnix系オペレーティングシステムで使用されるコマンドラインベースのユーティリティです。crontabコマンドを使用すると、ユーザーは自動的に実行されるジョブ(またはタスク)をスケジュールできます。これらのジョブは、一定の間隔で定期的に実行されるように設定できます。
crontabは、ジョブのスケジュールを管理するために使用されるコマンドラインインターフェースで、cronデーモンに対してジョブを設定および変更するためのインターフェースを提供します。
crontabコマンドを使用して、ユーザーごとに個別のジョブリスト(またはクロンタブ)を作成、表示、編集、削除できます。各ジョブは、スケジュールされた実行時刻と実行するコマンドまたはスクリプトから構成されます。
以下は、crontabコマンドの一般的な使用法の例です。
crontab -e: 現在のユーザーのcrontabファイルを編集します。
crontab -l: 現在のユーザーのcrontabファイルの内容を表示します。
crontab -r: 現在のユーザーのcrontabファイルを削除します。
crontab -u
crontabは、システムのバックアップ、ログのクリーンアップ、定期的なデータベースのバックアップ、定期的なデータの同期など、多くの場面で使用されます。ジョブのスケジュールを設定することで、繰り返し手動で実行する必要があるタスクを自動化し、効率を向上させることができます。